世間の感触

穏やかな人が世間に向けた赤裸々な日記

日記

物語

時間なんて関係ない。一つの尺度として時間で決める事はあっても、大方物語に対して影響力を及ぼす、一つの存在としてあってはならないものだと思っている。それは物語は長さではなく質感が大部分を占めなくては意味がないと思っているから。 よく、一人ひと…

「無」そして「零」

「零」が漢字文化圏に存在をしていなかった頃、まさに「無」が「零」の役割を果たしていた。 すなわち、対象を逐一規定しない「ゼロ」としての働きを備えていたというものである。 現在はその意味を備えつつ対象の否定、「有」の対義語として存在意義が強く残っ…

利己

他人の事を顧みない。即ち「利己的」な生き方を指すわけですが、ソーシャルネットワークの発達によって利己主義なコミュニティが形成されている様に思えてならない昨今。 それは今に始まった事では無いのかもしれないけれども、その考え方が更に強まったのが…

極端

極端に考える事をやめようと思っても、人間どこかで極端に考えないと気が済まない事だってある訳なんですよ。 それを無理矢理極端ではない考え方に切り替えてしまったら、その人は途端に自分を失う事になるでしょうね。だってそれを崇拝して生きて来たのだか…

綻び

自分の家族は、きっと型にハマる事ない家族なんだなって小さい頃から思っていた。 だから、家族をテーマにしたドラマとか、そういうシーンが幾つかあるドラマを見ていると、恥ずかしいという感情を抱く事は決して無かったし、共感する事も無かった様に思える…

「存在」との「共存」

「歳を取ると無欲になる。」 と誰かが言っていたな かと言って、全員が無欲になるという訳では無いんだけれど、でも少しずつ無欲になっていく。 気付いた頃には周りから置いてけぼりにされた様な、そんな妄想だけが自分の中で掻き立てられていき、それが焦燥…

時代の追体験

日が沈む方角に、日本は目を背けてはならない。 機嫌取りで日が昇る方角だけ目を向けて、気付けば「陰」に対して背を向けている。 あくまでも、日本を主軸に見た時の表現だが、中韓露、所謂、「極東」に対して、日本は目を背けている様なそんな気がした。 多く…

やりたい事

仕事の忙しさにかまけて、やりたい事が出来ないでいたけれど、五月の下旬になってようやく落ち着きを取り戻してきた。 ようやく自分のしたい事が出来るようになってきた。このやりたい事っていうのも、自身の気持ちの余裕があってこそ出来る事であって、その…

コミュニティ

今って目に見えないコミュニティが増殖していて、自分たちの知らない所でいろいろなコミュニティが形成されていって、所謂「文化」に似た現象が次々に起こっている訳ですよね。つまり、同じ人間なのに、その小さなコミュニティで人間が進化を遂げているので…

物欲

買いたい物を買った。 それはどこにでもいるサラリーマンのちょっとした「贅沢」。 あ、プラスで好きな場所で散髪も済ませました。 買った物は一眼レフとレンズのセット。キャノン製の5年前に登場したカメラである。破格の値段で店頭に並び、そこから値引き…

スマホ民

誰かが『スマホ民』っていう言葉を言い放った。 スマホに操られ、気付いたらゲームや調べ事、記事閲覧やカメラでの操作をしていて、そのどれもは基本タッチ操作でしかないもので、実際に触れる事なく知識だけが蓄えられていく。やがてそれを『経験』と錯覚し…