世間の感触

穏やかな人が世間に向けた赤裸々な日記

人間

物語

時間なんて関係ない。一つの尺度として時間で決める事はあっても、大方物語に対して影響力を及ぼす、一つの存在としてあってはならないものだと思っている。それは物語は長さではなく質感が大部分を占めなくては意味がないと思っているから。 よく、一人ひと…

「無」そして「零」

「零」が漢字文化圏に存在をしていなかった頃、まさに「無」が「零」の役割を果たしていた。 すなわち、対象を逐一規定しない「ゼロ」としての働きを備えていたというものである。 現在はその意味を備えつつ対象の否定、「有」の対義語として存在意義が強く残っ…

利己

他人の事を顧みない。即ち「利己的」な生き方を指すわけですが、ソーシャルネットワークの発達によって利己主義なコミュニティが形成されている様に思えてならない昨今。 それは今に始まった事では無いのかもしれないけれども、その考え方が更に強まったのが…

極端

極端に考える事をやめようと思っても、人間どこかで極端に考えないと気が済まない事だってある訳なんですよ。 それを無理矢理極端ではない考え方に切り替えてしまったら、その人は途端に自分を失う事になるでしょうね。だってそれを崇拝して生きて来たのだか…

「存在」との「共存」

「歳を取ると無欲になる。」 と誰かが言っていたな かと言って、全員が無欲になるという訳では無いんだけれど、でも少しずつ無欲になっていく。 気付いた頃には周りから置いてけぼりにされた様な、そんな妄想だけが自分の中で掻き立てられていき、それが焦燥…